今回は「加圧給水ポンプの交換工事」についてご紹介いたします。
<工事概要>
対象物件:京田辺市 某マンション(全16戸)
実施内容:加圧給水ポンプの交換工事
工期:半日
そもそも建物(マンションやビルなど)に設置するポンプにはいくつか種類があります。
・加圧給水ポンプ(加圧給水方式)
水道管から一度受水槽に水を貯めて、ポンプにて各水栓類に水を送ります。
・揚水ポンプ(高架水槽方式)
水道管から一度受水槽に水を貯めて、揚水ポンプにて屋上などに設置された高架タンク(高架水槽)に水を圧送し、自重で各水栓類に水を送ります。
・増圧ポンプ(直結増圧方式)
水道本管からの圧力をそのまま利用し、直接建物に給水する方式です。受水槽も高架水槽も不要です。
今回の工事は受水槽に貯めた水を直接各水栓に送る「加圧給水ポンプ」の本体交換です。
定期点検にて誤報が確認されていたため、工事提案を行いました。
通常、加圧給水ポンプは3~5年で部品交換、10~15年で本体交換の時期となります。
点検で確認された不具合は部品交換での対応も可能ではありましたが、マンション自体の築年数が15年程だったこともあり、再度の部品交換工事が必要となる可能性を考えて本体交換の実施となりました。
また、近隣の同時期に建てられたマンションも同様の不具合の可能性があるということで、事前対策として合わせての交換工事を実施いたしました。
≪交換の様子≫
ブレーカーを落とし断水後、カバーを取り外していきます。
給水ポンプ本体を取り外します。
ポンプ周りの清掃を行います。このような工事の際にしか清掃できないため、この機会に綺麗にします。
新しいポンプを設置します。
設置完了後、ブレーカーを上げて水を流し、ポンプが問題なく作動しているかの確認を行います。
ポンプのケースも丁寧に洗浄します。長年外に置かれているため細かい目の部分までしっかり洗い流します。
このように給排水設備工事には断水を伴うため、事前に入居者様への案内を行い、手早く・丁寧に実施することを心がけています。
給排水設備の急な不具合が起こると、突然の断水につながり入居者様にご迷惑をおかけしてしまいます。
そのため、定期的な点検やそれを基にしたメンテナンス・事前対策が重要となります。
弊社では給排水設備のみならず建物に関する日々のメンテナンス業務をワンストップで行っております。
また、それにともなう小修繕工事や改修工事もご提案いたしております。
まずはお見積から、お気軽にご連絡ください!
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